「暑いから水をしっかり飲みましょう!」というと「いや、水飲むと太っちゃうんであんまり飲めないんですよ~」という方もいらっしゃいます。ん?水を飲んで太る??糖分やカロリーのある清涼飲料水なんかを飲むと太るのは分かりますが、ゼロキロカロリーの真水を飲んで太るということはあるのでしょうか?
水を飲まない減量をしていたこともある実体験から水を飲むことでカラダにどんな変化があるのか?実際に真水を飲むことで体重が増えることはあるのか?お話ししてみたいと思います。
目次
目次
科学的には…
あり得ません。はい。
もちろん350mlの水を飲んだら350ml、500mlの水を飲んだら500mlの体重が一時的には増えますが、正常なカラダでしたら呼吸や汗や尿などで数十分から数時間で元の体重に戻ります。むしろこの戻る過程での老廃物の排泄、体内作業でカロリーが使われることで体重は減っていくので基本的には水は飲めば飲むほど体重は減っていきます。詳しくはこちらのブログをご覧ください。
実際に水をのんで太るケースは
水を飲んで体重が増える訳
でも実際に水を飲んで一時的にではなく体重が増える方もいらっしゃいます。なんで?水を飲むだけで体重が増えるのかというと、そもそもカラダにとって必要な水分が足りていない水分不足な状態だからです。
生理的に必要な分だけの水分が確保できるまではカラダは補給された水分をチャージしますので、水を飲んだ分だけ体重は増えていきます。コップ一杯の水にさらに水を足すとコップから水がこぼれますよね?実際のカラダの場合は新しく入ってきた水をカラダ中に運んで古い水分を疲労物質や老廃物と一緒に排泄されるのでカラダの中の水分量はプラスマイナス0になります。
プラスマイナス0というか上記のように水をカラダ中に運ぶ過程でカロリーを消費しますし、老廃物が排泄されることで新陳代謝が活発になるので水を飲むだけで痩せたり疲労がとれたりということが起きるんですね。
慢性的な水分不足の方は常にカラダの中の必要な水分が満たされていない状態なので水を飲むだけで体重が増えてしまいます。まず一定の水分をしっかりと確保して水を飲んでも体重の変動がないラインまでカラダを持ってこないと、どんなに運動や食事に気を使っても成果のでないカラダになってしまいます。
水太りとは
また余計な水分がカラダに溜まりやすい「水太り」と言われる状態もあります。これは通常静脈で処理しきれなかった水分をリンパ管から排出するのですが、リンパ管の働きが弱いと皮下組織に溜まった水分を処理しきれなくなり結果としてむくみや水太りになってしまします。
座りっぱなしなどの運動不足や疲労や外傷などによるの筋肉の問題でも起こりますし、それ以外にも塩分や糖分の摂り過ぎでもカラダは水分を蓄えようとするため結果水分量が増え水太り状態になってしまいます。
上記のような体質的なものに加えて代謝機能自体に原因があって水太りをするケースもあります。腎臓や心臓に問題がある場合もあるので急激なむくみや体重の増加の場合には早めに医師に相談をしましょう。
まとめ
水を飲んで太る…という場合は
- そもそものカラダに必要な水分が足りていない
- 塩分や糖分を摂り過ぎていてカラダが水分量を保とうとしている
- 心臓や腎臓に病気が隠れていて代謝機能が低下している
ということがあります。特にダイエットをしている人にありがちなのは水分で減った体重をキープしようとして水分を摂ることをためらってしまうことです。これをやってしまうと代謝が低いままの状態なので、疲労は溜まりやすくなり脂肪を燃やすことができずダイエットどころではなくなってしまいます。喉が渇いているのを我慢しつつも体重がそれ以上減らない状態です。。
水を飲んで体重が増えるという方はまず足りない水分を満たしてカラダを正常なサイクルに戻してから(もちろん体重はある程度増えます)食事や運動の工夫をすることで初めて本当の脂肪の燃焼が始まります。この正常なサイクルの状態ならば水は飲めば飲むほど体重は減っていく流れにもなっていきます。
水を飲んで太ってしまうのはカラダの状態が本来の正常なラインから外れてしまっているサインです。初めのうちは頑張って1日1ℓ以上、慣れてきたら2ℓ以上の水分を摂取できると代謝の良い運動や食事が反映されやすいカラダになります。
何かの参考になりましたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!
コメントを残す