「朝食は食べた方がカラダにいい」とよく言われていますが、ダイエット中の朝食はどうなんでしょうか?「食べた方が痩せるのか」それとも「食べない方が痩せるのか」気になりますよね。また食べるとしたらどんなメニューを食べるかも気になるところです。
今回はダイエット中の朝食の有無と失敗しないメニュー選びの方法について書いてみたいと思います。
目次
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朝食は食べるべきか抜くべきか
始めに結論を言いますとどちらでも良いです。順番に説明をしていきますので怒らずに続きを読んでください。
朝食を食べるメリット
まず朝食を食べるメリットですが
- 血糖値が安定する
- 栄養補給
- 生活リズムが安定する
ということがあげられます。食事と食事の間隔が空きすぎると血糖値が下がり過ぎてしまいます。血糖値の低下は気力や集中力の低下をもたらし重度の場合は発汗や手足の震えが起こることもあります。朝食を食べて睡眠中に下がった血糖値を上げることで体温や血糖値を上昇させてこういった症状を防ぐことができます。
また午前中の活動に必要な栄養補給もできますし、朝食を食べるためには当然朝起きた時点でお腹が空いていないといけないので逆算して夜ごはんを食べ過ぎないことと睡眠時間の確保が必要になるので自然と生活リズムが安定していきます。
朝食を食べるデメリット
朝食を食べることによるデメリットは
- カロリーオーバーになりやすい
- 消化に負担がかかる
という点があげられます。朝食を食べる=健康というイメージはありますし、上記のように朝食を食べることによるメリットは確かにあるのですがそれはあくまでカラダに朝食を摂る準備ができていることが必要な条件になります。
前日に食べた食事が胃に残っている状態で、まだ消化作業が終わっていないところにさらに朝食を摂ることは消化作業が滞り胃腸の負担になります。またお昼や夜の食事でしっかりとカロリーを摂っている場合には朝食を食べることはカロリーオーバーに繋がります。
午前中の時間はカラダにとって消化と排泄を優先したい時間帯なので、お腹がちゃんと空いてない状態での朝食はカラダにとってはメリットよりもデメリットが大きくなってしまいます。
朝食のメニュー選びのポイント
朝食を食べるメリットとデメリットは上述のようにそれぞれなのですが、メニュー選びのポイントといいますとやはり消化の負担にならない食事がベターになります。
消化の負担にならずに栄養補給がしっかりできる食事としてはフルーツが断トツでお勧めです。フルーツは糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が摂れるうえに20分~30分で胃の中を通過して小腸で分解、吸収されるので消化のスピードが速く、胃腸の負担になりません。
ただしフルーツは他の食事と一緒に摂ると胃腸の中で他の食事と混ざり、胃の中に長くとどまることで発酵がすすみ腐り始めてしまいます。そうするとせっかくのフルーツがマイナスに働いてしまいます。フルーツはあくまで胃の中が空っぽの空腹時に単体で摂ることでその効果を発揮します。なので朝食時はフルーツを食べる絶好のタイミングになります。
もちろん夜食と朝食の感覚が十分に空いていて、朝食を食べる時点でお腹がちゃんとと空いていれば朝食をしっかりとしたボリュームで摂ってあげてOKです。その場合は栄養バランスの良い和食がお勧めです。
まとめ
ダイエット時の朝食が必要か否かという疑問に対しての答えは「どちらでもOK」ということが言えまして、結局はその時のカラダの状態次第ということになります。
お腹が空いてないのに「朝食を食べなければ代謝が下がって太りやすくなる」と考えて脅迫的に朝食を食べてしまうと、まだ前の食事の消化作業が終わっていないところにさらなる負担を胃腸に課してしまうので、代謝は下がり筋肉に血液が巡りにくくなり常にカラダは重だるくなりダイエットにも当然不利になります。
朝起きてお腹が空いている状態なのに「食べたら太っちゃうから」と朝食を抜いてしまうと活動に必要なエネルギーが確保できず、カラダは筋肉の伸び縮みを抑えてエネルギーの消費を避けようとするので、こちらの場合でも代謝は下がり脂肪燃焼のしにくいカラダになってしまいます。
「朝食を食べる」ということには「夜の食事を何時間前にどれくらい食べるか」という裏テーマがあります。朝食から逆算して前の食事を何時間前に、どれくらいの量を食べれば、朝食の時点でお腹が空っぽになっているか考えることも効率よくダイエットをするためには大事になります。
朝食を食べる、食べない、何を食べるということより大事なのはカラダに朝食を食べる準備ができているかどうかというポイントになります。カラダの状態によって
- 固形物は食べずにに水分だけにする
- フルーツを単体で食べる
- しっかりとバランスの良い食事を食べる
こんな感じで使い分けてあげると朝食がカラダにプラスに働いてダイエットもスムーズに進んでいきます。
何かの参考になりましたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!
【参考文献】ホリスティック健康学・栄養学入門
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